黒ずみ毛穴は、毛穴の皮脂やメイクが酸化して、茶色くなり角栓に詰まっている状態です。だから、クレンジングでしっかりメイクを落とすことが黒ずみ毛穴の改善には大切です。そこで、今回は、黒ずみ毛穴対策のクレンジングのポイントについてご紹介します。
黒ずみ毛穴におすすめのクレンジング料の選び方
毛穴ケアのためには、必要な皮脂や肌の潤いを落とし過ぎないタイプのクレンジング料を選ぶことが大切です。クレンジングオイルなら、油脂系でかつアルガンオイルなどの酸化しにくい美容オイルを配合したものがおすすめです。また、界面活性剤は、刺激が小さい弱酸性やアミノ酸系界面活性剤配合のものがおすすめです。弱酸性なら皮膚常在菌のバランスを崩すリスクも小さくなります。
また、毛穴の汚れを吸着するクレイ、NF-κBを抑えるアーチチョーク葉エキスなど、毛穴ケアする成分を配合したクレンジング料もおすすめです。
さらに、アルコール、高い濃度のPGやDPGなどは、肌の刺激になって乾燥肌の原因になり、合成香料や合成着色料のなかにも刺激がある成分があるので、このような肌にとって不要な成分が無添加のクレンジング料を選びましょう。
さらに、肌の負担となるダブル洗顔が不要なもの、ピーリング効果のある成分が配合されていないもの、摩擦の少ないものを選ぶこともポイントです。
黒ずみ毛穴を改善するクレンジング方法とクレンジング後のケア
毛穴汚れを落とすクレンジングは、正しく行うことが大切です。
まず、ポイントメイクをしていたり、濃いメイクをしている場合は、目元・唇・眉からクレンジングを始めましょう。続いて、皮脂量の多いTゾーンにクレンジング料を乗せ、次に頬などの顔の中心やUゾーンに移ります。小鼻など毛穴が詰まりやすいパーツは、指の腹を使ってくるくると細かく動かしてクレンジングします。どんなに優しいクレンジング料を使っていても、強い力でこするとバリア機能を低下させて毛穴が目立つことにつながるので、必ず優しい力加減を心がけましょう。
また、クレンジングに時間をかけすぎず、40秒程度、長くても1分以内で済ませることもポイントです。すすぎは、33℃~35℃くらいのぬるま湯を使いましょう。
クレンジング後に、蒸しタオルを顔に5~6分のせて、毛穴を開かせた後、ぬるま湯で洗顔するとクレンジングだけで落ちなかった水性の汚れが落ちやすくなります。メイクをしていない場合でも洗顔前に蒸しタオルで毛穴を開かせることも毛穴の汚れを落とすよい手段です。
クレンジング後にはしっかりと保湿をすることで、毛穴を目立たせる原因である乾燥を防ぎましょう。皮脂の分泌が多い方は、皮脂コントロールができるビタミンC誘導体配合化粧水を使うことがおすすめです。
まとめ
黒ずみ毛穴の改善のために、夜のクレンジングは大事なプロセスです。ただし、クレンジングは肌の負担になるので、肌質や年齢などを考慮してクレンジング料を選び、しっかり毛穴汚れを落としつつも優しいクレンジングを行いましょう。さらに、クレンジング後の保湿ケアやアンチエイジングを意識した生活習慣を心がけ、毛穴を目立たせない素肌づくりをしましょう。