化粧水を正しく使って美肌を目指す!
ふだんのスキンケアやエイジングケアで、朝晩当たり前のように使っている化粧水。
女性にとって、もっとも身近な美容アイテムですね。
また、化粧水は、洗顔後に真っ先に使うことが多いアイテムです。
正しい使い方やつけ方を理解していないと、せっかくの美容成分がお肌に浸透しないばかりか、お肌を傷つけてしまうことにも。
シンプルだけに使い方にも気をつけないと、期待した美肌効果を得ることができません。
そこで、この記事では、ナールスエイジングケアアカデミーの「化粧水の正しい使い方とつけ方で美肌に!上手なエイジングケア」を参考に、効果を最大限に引き出し、美肌効果を高めるための化粧水の正しい使い方やつけ方について解説します。
化粧水の役割を知ろう!
化粧水の使い方やつけ方を理解する前に、そのほかの基礎化粧品との役割の違いを理解しておきましょう。
化粧水の基本的な役割は、うるおいをもたらし、お肌のキメを整えることです。
また、化粧水には、角質層を柔軟にすることで、美容液や乳液、保湿クリームなど、次に使う化粧品の浸透性を高める役割もあります。
これが化粧水の役割の基本であり、化粧水を使う目的であるといえます。
つまり、乾燥肌対策の1つです。
スキンケアの最初は洗顔ですが、洗顔後に何もしなければ、お肌の水分は蒸発してしまいます。
そのために、洗顔後に、化粧水で水分や保湿成分などを与えるのです。
化粧水は水が大半を占めますが、エイジングケア化粧品成分や保湿成分が含まれていて、これらがお肌の角質層に浸透することで、お肌を柔軟にするとともに、水分を保持することをサポートしてくれます。
その結果、化粧水の後に使う美容液や保湿クリームを、お肌にムラなく届けるサポートもしてくれるのです。
また、スキンケアにおける位置づけとしては、「水分を与える(Give Water)」「水分を保持する(Keep Water)」「水分の蒸発を防ぐ(Cover Water)」の3つの役割のうち、化粧水は、「水分を与える(Give Water)」と「水分を保持する(Keep Water)」がその役割です。
化粧水に配合される成分とは?
では、化粧水にはどのような成分が配合されているのでしょうか?
化粧水は、水分が主体なので、得意なのは水溶性成分を角層に届けることです。
そのため、油性成分が多く含まれることは、あまりありません。
よく配合されるのは、グリセリン、BG、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどの水溶性成分です。
これらは、ヒューメクタントまたはモイスチャライザーとも呼ばれます。
また、エイジングケア化粧水ならば、ナールスゲンやビタミンC誘導体などが配合されますが、これらも水溶性成分です。
さらに、最近では、水にも油にも溶ける両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)や3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸、両親媒性ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸ナトリウムも化粧水で使われます。
水溶性の成分は、水と一緒にお肌に届けたほうがよく浸透します。
したがって、水溶性の保湿成分は化粧水として、最初にお肌に届けるほうが好ましいのです。
美肌効果がアップする化粧水の使い方とつけ方
今ご説明したような理由から、化粧水はクレンジングや洗顔後、真っ先に使います。
最近では、美容オイルなどを真っ先に使うような美容法もありますが、化粧水で先に水溶性成分を肌に届けることが使い方の基本です。
より美容効果を高めるための化粧水の使い方やつけ方をご紹介します。
①使用量
化粧品会社の説明に従っていただくのが基本ですが、多くは適量と説明されています。
顔の大きさによっても少し異なりますが、1回の使用量は、500円硬貨大くらいの量です。
化粧水のボトルの穴の大きさにもよりますが、5回~7回程度振った量です。
バシャバシャと大量に使っても経済的な無駄になりますし、乾燥肌の原因になるので必ず適量を意識しましょう。
②化粧水をつける前に
当たり前のことですが、手を清潔にしておきましょう。
洗顔後なので、大丈夫だと思いますが、洗顔料などが手についていないかチェックしましょう。
気になるなら、ハンドソープや石鹸をつかって、キレイにしましょう。
次いで、洗顔後、しっかり水分をふき取っておきましょう。
同じ「水」なのにと思うかもしれませんが、化粧水の美容成分は水溶性なので水でさらに薄まってしまうリスクもあります。
③つけ方のポイントは?
化粧水をつけるタイミングは、洗顔後、できるだけ時間をおかずにつけましょう。
顔の中心から外側へ、手で顔を包み込みながら、大きく円を描くように伸ばすことがポイントです。
目元や口元などは、指の腹でやさしく押さえるように伸ばしましょう。
化粧水は、顔以外にも首やデコルテ、手肌に使ってもOKです。顔以外もスキンケアしましょう。
このようにして化粧水をつけた後には、美容液を使います。
化粧水、美容液、保湿クリームは、すべて保湿やエイジングケアを目的にしながらも、得意な範囲や相性のよい成分が異なるため、保湿を重視したスキンケアのためには、油溶性の成分が配合された美容液や保湿クリームを使うことが大切です。
やってはいけない化粧水の使い方・つけ方とは?
こんな化粧水の使い方やつけ方は、NGです。
手のひらでパシャパシャと何度も大量に使う
コットンでパタパタとたたいたり、擦ったりする
開封して半年以上経ったものを使う
化粧水をケチって少なく使う
秋や冬でも化粧水の後に何もつけない
収れん化粧水や拭き取り化粧水を毎日使う
このように、刺激になる使い方や品質のリスクのある状態で使うのは避けましょう。
また、化粧水の使い方でよく議論になるのは、手で使うほうがよいのか、コットンのほうがよいのかです。
さまざまな考え方がありますが、正しい使い方ができるなら手でもコットンでもかまいません。
ただし、強いパッティングなどはシミや赤ら顔のリスクにもなってしまうので気をつけてくださいね。
まとめ
スキンケアの大切なアイテム化粧水について、その役割をご説明するとともに、美肌のための使い方やつけ方をご紹介しました。
この記事「化粧水の正しい使い方とつけ方」を参考に、化粧水の持つ力を最大限にいかした使い方やつけ方を実践し、スキンケアやエイジングケア効果を高めてくださいね。