さまざまな肌悩みのケアができるポテンツァ!デメリットや副作用はないの?

ポテンツァでは、マイクロニードルの細い針で肌に無数の穴を開けることで、創傷治癒のはたらきが強まり、肌の活性化が促されます。針先からRFを照射することで引き締め効果やリフトアップ効果が期待でき、薬剤を直接注入することで肌の最深部へ薬剤を届けることができます。

肌悩みに合わせて、使用する針や薬剤を選ぶことで、さまざまな肌悩みに対応できるので、人気の治療の1つです。そこで、今回は、ポテンツァの効果・メリットや副作用・デメリットについてご紹介します。

ポテンツアの効果やメリット

ポテンツの効果は、大きく分けて5つです。

1つ目は、いちご鼻や毛穴の開きの改善です。
コラーゲンの生成が促進されることで、肌のハリがアップし、毛穴が引き締まります。毛穴が引き締まれば、角質の詰まりによるいちご鼻の予防にもつながります。

2つ目は、ニキビ・ニキビ跡・傷跡の改善です。
肌に開けた微細な穴から直接薬剤を浸透させることで、肌の凹凸が改善しやすく、コラーゲンの生成でより相乗効果が見込めます。

3つ目は赤ら顔の改善です。
赤ら顔にはいくつかの要因がありますが、一番の要因は皮膚の表面が赤く浮き上がって見える「毛細血管拡張症」だといわれています。ポテンツァで、肌の真皮層にある毛細血管に高周波RFで熱を与え、新生血管がつくられるのを抑制することで、毛細血管拡張症を改善する効果が期待できます。また、皮脂腺にアプローチして皮脂分泌を抑えたり、抗炎症作用もあるので、赤ら顔治療に効果的です。

4つ目は、シワ・たるみの改善です。
コラーゲンなどを生成している真皮層にある繊維芽細胞に熱を送って活性化させることで、コラーゲンの生成が促進され、ハリ・弾力が戻ってシワやたるみが改善します。

5つ目は、肝斑の改善です。
肝斑は、メラノサイトが活性化されることで生じるので、メラノサイトに直接アプローチすることで、メラニン産生を抑えることができ、副作用や色素沈着、再発の可能性のリスクを抑えながら肝斑を改善できます。
また、ポテンツァはダーマペンと比較して、ダウンタイムが短いことや少ない回数で効果を実感しやすいことがメリットです。

ポテンツァの副作用やデメリット

ポテンツァのデメリットの1つ目は、ダーマペンと比較して費用が高めなことです。
ダーマペンの費用は、顔全体の施術で平均25,000円前後からですが、ポテンツァの費用は、顔全体の施術で50,000円以上といわれています。

2つ目は、ダーマペンほどではないにしろ、肌に穴を開けるので痛みがあることです。
ただし、施術前に表面麻酔を塗布して痛みを押さえることもでき、針の注入の深さやスピードも調整することができるので、事前に医師としっかり相談しながら施術を受ければ、痛みを過度に恐れる必要はないでしょう。

3つ目は、施術を受けられない場合があることです。
針に金属を使っているため、金属アレルギーがある方はポテンツァが受けられない場合があります。また、妊娠中・授乳中の方は、体質の変化や赤ちゃんへの影響も考慮する必要があるので、ポテンツァは受けられません。ほかにも、皮膚疾患、重度の糖尿病、薬剤アレルギーがある方などは、施術が受けられない場合があります。

4つ目は、ヒアルロン酸注射の効果が減ることです。
ヒアルロン酸の注入部位にポテンツァを照射した場合、ヒアルロン酸の効果が減少する可能性があるので、注意が必要です。
また、施術当日の洗顔やシャワーは可能ですが、入浴やサウナ、激しい運動は控える必要があり、翌日以降は、紫外線対策や保湿ケアをしっかり行うことが重要です。

まとめ

針や薬剤の組み合わせによって、選択できる治療バリエーションが豊富で、さまざまな肌悩みに改善効果を発揮します。ただし、選択肢が多い分、美容皮膚科・クリニックによって得られる効果が違ったり、施術者の技量で効果や副作用が異なったりする可能性があります。だから、ポテンツァのメリットや効果だけでなく、デメリットや副作用も理解して、信頼できるクリニックや医師を見つけて施術を受けることが大切です。